2-4.日本の精神科医療 精神科病院の経営

日本にはたくさんの精神科病床があります。
全世界の精神科病床数 約170万床のうち、なんと2割にあたる約35万床の精神科病床が日本に存在しています。
世界のうちで日本だけに入院が必要な精神障害者がそんなにたくさんいるわけがありません。日本の精神科病床には「入院医療が必要でない人」が数多く入院して、そこで生活しているのです。

日本の精神科医療の特徴として、民間精神科病床が多いことがあげられます。

低コスト運用

約9割が民間精神科病病院の病床なのです。

現在、日本の民間精神科病院の経営はどのようになっているのでしょうか。
日本の民間精神科病院の収入の多くは入院料です。
そのため、どのような入院料を算定するかでほぼ収入額は決まります。日本の精神科病床数約35万床のうち、5%が急性期対応可能な病床で、残りの95%が慢性期対応の病院です。
日本の精神科医療では、精神療養病棟入院料を算定した病棟の収益が高い構造になっており、この数年間でも精神科救急病棟の他、精神療養病棟入院料を算定している病床数が増加しています。このような制度のために、世界でも稀な長期入院モデルが維持されているものと考えられます。
診療報酬の届出病床数(H22)

更新:2013/2/4

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